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園まりさんに招待された、ある商社マンのお話

副題:園まりさんって...
 
○異説・ビジネス武芸帳
 
Photo     
サラリーマンを長年していると、仕事の上で窮地に立たされることも、間々あります。
「気楽な稼業と来たもんだ」は歌の台詞だけで、現実は厳しい...
 
私は技術系の人間なのですが、どういうわけか、対外交渉をやらされたり、トラブルシューターを任されたり、専門外の仕事が多かったんです。
困り果てて上司や先輩に相談もしましたが、他力本願は自らの評価を下げるだけで、結局は自分で何とかしなければならない。
 
そんなとき、あなたならどうする?
「泣くの歩くの 死んじゃうの」なんて言ってられませんよね~
 
Photo_2     
私は、よく、この手の本を読みあさりました。
対外交渉に窮したときだけではなく、職場内で壁に突き当たったときも読んだ。
「知識は使ってこそ身につく」と言いますが、背水の陣で必死に読むわけですから、たとえ付け焼刃でも身につく。
この中では、D・カーネギー著の「人を動かす」、松本道弘著の「ディベートに学ぶ必勝の交渉術」(左の隅に写っている本)がおすすめです。
 
しかしこういった著書も余裕があるときにゆったり読むと、案外娯楽書としても楽しめるものです。
そして、中には園まりさんのことが載っている本も。
そこで、今回はこの中から『異説・ビジネス武芸帳』の一部をご紹介します。
     Photo_3
       
 
著者の牛場靖彦氏は慶應義塾大学経済学部卒業後、三菱商事に入社、1973年、同社が出資創設したアスレティッククラブの代表取締役として出向、帰任後退社、独立し、リスクマネジメント事務所を開設して活動中。
「リスクマネジメント研究会の代表幹事」等多方面に活躍、ビジネス系の著書多数。
 
時は昭和40年代、高度経済成長の真っ只中、牛場氏は三菱商事にいた。
仕事は手に余るほど忙しく、厄介な問題も次々と浮上したが、楽しいことも多々あったらしい。
商社の海外駐在員は仕事と直接関係が無いことでも、本社から依頼があれば日本から来る人を接待しなければならない。
 
あるとき、ロサンジェルスの駐在員が渡辺プロダクションから頼まれ、人気絶頂だった園まりさんと奥村チヨさんをアテンドしたことがあった。
二人をレストランに案内し、その上ロングビーチをドライブしたという。
本社の連中はたいへんに羨ましがったが、そんな気持ちを察したのか、ロス駐在員から牛場氏宛てに園まりさんの写真が届いた。
「ロスで撮ったものだが、できたらそちらで手渡して欲しい」
 
そこで彼は赤坂のお店(フラワー園)を訪ねたが、園まりさんは地方巡業中だったので、お母様に渡してきたそうなんです。
ところが、三日ほど後、園まりさん本人から会社にお礼の電話がかかってきた。
「ロスでお世話になったうえに、写真まで届けていただいて有難うございます。牛場さん、お忙しいでしょうけど、ご都合のよろしい時にぜひいらしてください。2階の喫茶店をちょうどバーに改造しましたので、ごゆっくりできると思います※」
 
1969_2
昭和44年2月頃
 
それで、氏が訪ねると、彼のためにボトルが用意されていた。
それ以来ずいぶん通ったそうなんですが、後輩に「園まりファン」が何人もいたので、お店に連れて行き、紹介して一緒に飲んだこともあるという。
※著書の中で、この部分は園まりさんの口から出た言葉をそのまま書いているように感じたので、当ブログでもそのまま引用しています。
 
1970年6月 ロサンゼルス訪問写真
      
昭和45年ごろ、ロサンゼルスの日系人向け海外公演をしているらしいので、これは、そのときのことでしょうか?
何れにしても、「こんなに粋な計らいをする園まりさんって、なんてカッコいいんだろう」と単純に思ったものです。
でも、よく考えてみると、これはビジネスマン(ビジネスウーマンか)としてたいへん深い話ではありませんか?
 
ナベプロからロス駐在員に依頼があったということは、取引上どこかで繋がりがあるということ。
牛場氏も園まりさんも、それぞれ会社の看板を背負っている立場であることを考えると、園まりさん個人として感謝の意を表したかったことに合わせて、次の気持ちをとてもスマートに伝えている。
「御社と渡辺プロダクションのお付き合い、これからもよろしくお願いいたします」。
「よろしかったら私のお店も、ごひいきにして下さいませね」。
 
牛場氏と後輩の何人かは常連客になったであろうし、後輩の中には「園まりのお店を知ってるぞ」と得意げに知り合いを連れてきた者もいるかもしれない。
スーパーエリートの常連客が増えるのは、お店のステータスを考えても好ましいことです。
 
また、ロサンジェルス公演より時代は少し後になりますが、ハワイやブラジルでも公演している。
ホノルルでは、ミュージシャンのダブルブッキングで穴をあけられる等、度重なるトラブルに見舞われてもそれにめげず、サンパウロでは大勢の観衆を前に大成功を収めている。
 
「園まりさんって、大物だなぁ」というのが正直な感想です。
 
それから、ビジネスとは全く関係ないところで、もう一つ。
 
 
○粋(いき)とは?
 
先ほど、自分で「粋な計らい」と書いて、「おや?」と想いをめぐらせてみました。
粋(いき)とは・・・心が、おしゃれで洗練されていること、当然表情や行い、ファッションにも影響するので、身なりや容姿、行動をさして「粋」と表現することもあるが本質的には心の問題。
反対語は「野暮」「不粋」。
 
しかし、「ホントに野暮なんだから」と言われたら、まだ愛すべきところが残されていると感じるが「ホントに不粋なんだから」と言われたら、明らかに顰蹙を買って全面否定されている。
よって「野暮」と「不粋」、厳密には同じ意味では無いと想う。
 
不粋は「ブスイな女(おんな)」「ブスイな男(ひと)」と言った使われ方をして、あまり「ブスイな人」とは言わない。
これが省略されて「ブス」となり、異性の心や行動、容姿をけなす言葉となった。
一般には「ブス」は「附子」と書き、トリカブトの塊根を語源とするそうだが、私の考えはまったく違う。
 
じゃあ「ブス」の反対語は「粋」なのか?
だれが考えたって、ちがいますよねぇ。
正解は「いいおとこ」「いいおんな」に決まってるじゃないですか。
それでは、ここでいう「いい」とは何か?
心や行動が洗練されていて色気があり、優しく、芯が強く、容姿端麗であること。
いわゆるイケメンや美人とは一味ちがうのです。
 
Photo_4
     
ここまで読んだら、なにが言いたいか判りますよね~
「園まりさんってどんな人?」と訊かれたら、「美人」ではなく「いい人」でもなく「いいおんな」と答えてください。
 
ただし、その結果どのような誤解を招こうと、当局は一切関知しないからそのつもりで。
なお、このページは10秒後、自動的に消滅する・・・なわけないじゃないですかぁ(^┰^;
 
・・・おしまい
       
     

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