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儚い青春

副題:十七才のこの胸に

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ネタバレ注意

このDVD、今年2月にリリースされたばかりなのに、もうレンタルに出ているのを発見。
その辺りのショップでは、まだ見かけることは殆ど無いかも知れませんが、取り寄せなら、借りられるんです。
ということで、早速鑑賞してみました。

Photo_2

園まりさんの出演映画のうち、「クレージーメキシコ大作戦」や「愛のきずな」は何十年か前に、テレビで放送していたことがあるんですが、この映画は初めて観ます。
知らない世界を覗いているようで、新鮮!

予告編を観たとき、「『女優:園まり』にしては、演技がぎこちないかな?」と感じたのですが、本編を観たら、全然、そんなことはなかった。

園まりさん演じる『高木由美子』には、『明日』がありません。
結核と白血病を併発し、映画前半で早々に亡くなってしまう役なのです。
だから、意外に出演場面が少なくて「あれれ?」と思ったんですが、それでもなかなか密度の高い名演技を見せてくれました。
予告編で感じたぎこちなさは『由美子』の葛藤が表情に表れたものだったんですね。

「でも、わたしは若いんですもん、生きてる限り夢を見たいわ」。
もうそんなに長くは生きられないことを知って、それでも精一杯、最後まで夢を膨らませながら、明るく生きたいと、自分に言い聞かせている表情だったんです。

そして、親友の『喜代子』にせがみます、湖に浮かぶ小船の上に、恋人同士の姿を見たいと。
その姿に、自分自身の青春を重ね合わせたい、そう願ったのです。

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「あたし、明日の幸せより、今日の夢が欲しいの・・」

園まりさんは、蜉蝣(かげろう)のように儚い『由美子の青春』を熱演しています。

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そして、表情ひとつで、何倍ものせりふを語っておりました。

ところで話は替わりますが、園まりさんは昭和35年、開局間もないNET(現在のテレビ朝日)で放送していた『あなたをスターに』に応募します(実際はお父さまが応募したようです)。
オーディション番組の草分けだったのですが、そこで優勝し、東映ニューフェイスとしての道が開けました。


でも、御本人には、女優になる気が、全く無い。
面接で「私は歌手になりたいんです」なんて気持ちが伝わったのかも知れません、結果として採用にはなりませんでした。
それが幸いし、歌手として大輪の花を咲かせたわけですが結局、東映映画(この作品)にもしっかり出演してたんですね。

運命なんて、わからないものです。

・・・おしまい
      

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