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大人になって罹った麻疹(はしか)は、重い

副題:『♪あなたのとりこ』/『♪私を責めないで』

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以前、「幸せになってね わたし祈ってます」のページを書くときに、園まりさんの『♪私を責めないで』を何度も聴いて、いろんなことを想いました。

まりさんの代表曲の一つ『♪あなたのとりこ』には、「愛するこころの 切なさを あなたに逢うまで 知らずにいたの♪」と言うフレーズがあって、希望に胸ふくらませる『初恋』の歌であるのが、判ります。
『♪あなたのとりこ』がリリースされたのは、1968年、園まりさんが、ちょうど24歳になった頃なんですが、「あれ」っと思いませんか?

24歳というのは、普通なら「過ぎ去りし、甘酸っぱい初恋」を思い出す歌が、ふさわしい年齢ですよね。
そう想ってこの歌を聴き直すと「あなたにつくして 生きるため 私はこの世に 生まれて来たの」と、いきなり出てきます。
これって、「あなたに尽くして、一生共に」との意味にもとれるので、「甘酸っぱい、十代の初恋」ではなく、『結婚適齢期』の女性が、初めて経験する恋の歌、と考えるのが自然です。
「大人の初恋」の歌なんです(なるほど~)。
当時、園まりさんは、「色っぽい」と言われながらも、その実、清純な印象がとても強くて(今でもですが)こういった感じの歌は、合っていたのではないかと想います。

一方『♪私を責めないで』がリリースされたのは1970年、園まりさん26歳のときです。
この歌詞は「初めての恋に破れて この世の幸せを あきらめてすねた私に どうして そんなに やさしいのでしょう♪」と、ありますから、誰が聴いても、「二度目の恋」です。
円熟味を増した、美貌の女性歌手が歌うには、実にふさわしいこの歌、とても深い歌詞になっているのですが、分かるでしょうか?
ここに出てくる女性は、「初恋に破れ、幸せをあきらめて、すねちゃってる」わけで、しかも「捨てたりしないでね 冷たくしないでね」と言っているのですから、幸せの中にあっても不安を感じている。
とても深く傷ついているのですよ、きっと。

適齢期になって、初めての恋に破れたら...重症化します。
「めでたくゴールイン」を目指しますから、破れたときのショックも大きい。
免疫が出来ていませんからね、麻疹(はしか)みたいなものです。
辛くって、悲しくて「二度と恋なんてするものか・・・一生、結婚しないもんね(TT)」と、思っちゃいます。
それなのに、新たな出会いで、また、ときめいてしまうのですよね、これが。
別れた人の、薄れ行く想いに、ちょっぴり後ろめたさを感じながら。

何が言いたいのか解らないって?
それでは簡単に説明しましょう。
この二曲はシリーズ物の小説の如く、筋書きが繋がっています。
見方によっては「隠れたアンサーソング」と言っても良いでしょう。

結婚適齢期の女性が、初恋で、かれの「とりこ」になります。
「だからあなたを はなさずに 黙ってあとからついていく」と決心をします。

しかし結局...

初めての恋に破れてしまい、以前に書いたページの『二度目の恋』にお話が繋がります。
こじつけだって?
そうです,そうです、「こじつけ」なんです(^^。
でも、作家の先生方が、色々な想いで、作品を作られた可能性は十分あるし、なにより、漫然と聴くより、こういった想像を巡らせて聴いた方が、ずっとロマンチックな気分になれると想いませんか?

是非、お試しあれ。

・・・おしまい

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