最近のトラックバック

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

« 「♪花はどこへ行った」 | トップページ | 宮川泰先生のコメント »

デジャブ

副題:慕情

Photo

このページに書いてあることは、全て私の心の中で起きている出来事です。
つまり、究極の私事なのですが「それでも、話を聞いてやるぞ」という、心の広い方だけ読んで下さい(^^ゞ。

私、園まりさんの声に、デジャブを感じることがあります。
普通、デジャブには違和感があり、あまり愉快なものではありませんが、園まりさんのそれは郷愁を感じて、なかなか気持ちの良いものです。
殆どの場合、視覚を伴わないので、そのように言って良いものかどうかは、わかりませんが。

何十年かぶりに、まりさんのレコード(もとい、CD)を手にし、その中の『♪銀座のキューピット』を聴いたとき、「あ!懐かしい、この曲、園まりさんが歌ってたんだ」と思ったことがあります。
「誰か誰か 誰でも良いわ・・・銀座のキューピット♪」と唄うフレーズに聴き覚えがあったから。
遠い遠い昔、幼い日、スポットで流れているのを、何度も聴いたような気がしたのです。

しかし最近、あのとき感じた郷愁感は『デジャブ』だったのではないかと考えるようになりました。
『♪銀座のキューピット』はシングル『♪ひなげしの花咲けば』のB面であり、繰り返しスポットで流れることなど考えにくい。
もしかしたら、他の歌手が競作していたのだろうかとも想いましたが、作詞・作曲はポリドール専属の方であり、他のレコード会社との競作は考えに難いし、同じレーベルならもっとあり得ない。
そしてもう一つは、他にも、確実にデジャブなのだと言える体験をしているから。
それは『♪何も云わないで』が大ヒットしていたときでした。

当時私は小学3年でしたが、ひどいイジメに遭い、そのためのストレスからくる長期の腹痛と下痢のため、健康診断で栄養失調を指摘されるなど、心身共にボロボロでした。
実際、2年間で身長が2センチしか伸びなかった。
私には、心休まる場所が必要だったのです。
秋深まり、夜などひんやりした感触があって、いよいよ心細くなったある日、それは突然「神のお告げ」のように感じられた。
「今は何も云わないで だまってそばにいて♪」

「なんてきれいな声なんだろう..」
8歳の私は、このとき初めて「懐かしい」と想う気持ちを知りました。
もの心つく前から、聴いていたような、不思議な感覚。
胸をしめつけられるような郷愁感。
これを、デジャブと言わずして何というのでしょうか?
このメロディが好き、この声が好き、この歌が好き。
その姿をテレビで見たとき、園まりさんご本人も好きになりました。

大人になって、当時のことをふり返ったとき「精神的に寄り添うものを求めていたために、懐かしさを感じたのだろうか?」或いは「幼くて脳が未成熟だったが故に、そのような、既視感があったのだろうか?」とも思いました。
しかし、前述のように中高年になっても、園まりさんの声に、深い郷愁感を伴う『デジャブ』を感じることがあるのです。
一音毎に丁寧に、大切に唄う声に、優しさと懐かしさを感じて、私の心は、まりさんに「寄り添う」のです。

この感覚は、もしかすると慕情の一つなのかも知れない。
私の中では、懐かしく感じることと、慕わしく想う気持ちが、よく似ているような気がします。
個人的には、デジャブを見るほどの慕情を感じさせてくれる歌手は、多くありません。
現役で活躍されている歌手の中では、園まりさんただ一人です。
それだけに、まりさんが体調を崩されたときは、美しい声が聴かれなくなるのではないかと、恐怖を感じたことがあります。
そのとき私にとって、かけがえのない存在であることに気づかされました。
どうか無理をされることがないよう、これからも長く歌声を聴かせてほしい。
いつも心の中で応援しています...園まりさん 大好き。

・・・おしまい

« 「♪花はどこへ行った」 | トップページ | 宮川泰先生のコメント »

園まり」カテゴリの記事