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アナログ用DVDレコーダーで地デジを録ってみた

アナログ放送用録画機を使って、地デジ番組をDVDメディアに保存するには

テレビはエコポイントで買い換えたものの、録画機はそのまま(デジ録難民)、或いはブルーレイを購入しても、古いDVDレコーダーを捨てずにいる、なんて家庭は案外多いのではないでしょうか?
我が家にもアナログ放送時代の機械が2台(東芝製とシャープ製)もあって、「処分するしかないのだろうか?」と思っていたのです。

しかし、ダメもとで地デジ録画を試みたところ、両方とも上手く行ったので、その方法を紹介することにしました。
なお、このページの内容は、裏技でも何でもなく、レコーダー本来の使用方法に基づいたものです。

準備するものは下記のとおり

①アナログ放送用DVDレコーダー(HDD付き)
故障していないこと

②レコーダーの取扱説明書
必須というわけではありませんが、無ければかなり厳しい。
メーカーのホームページ等で仕様が確認できるか、もしくは自分で調べることが出来れば無くてもOKです

Photo
③地デジチューナー
必須、所有していない人は、あきらめてください、現在、地デジチューナーは価格が高騰しているようです(下に参考価格を載せておきます)。
外部出力端子がある地デジテレビでも代用できますが、使い勝手は非常に悪くなります。
その場合は、低価格のブルーレイレコーダーを購入した方が現実的。

Photo_2

④ビデオコード
赤・白・黄のプラグがついた「ピンーピン」コードです。
地デジチューナーやDVDレコーダーに付属していますが、無ければ100円ショップなどで購入します。

Photo_3
⑤CPRM対応のDVDメディア
DVD-R/RW/RAMの中から、レコーダーの仕様に合った物を購入します。
我が家の場合、東芝製はR/RW/RAM全て、シャープ製はRWのみ対応でした。
仕様の調べ方については後述します。

Cprm_dvdr

CPRM DVD-R

Cprm_dvdrw

CPRM DVD-RW

Cprm_dvdram

CPRM DVD-RAM

⑥モニタ用テレビ
外部入力端子があればアナログ用ブラウン管・地デジ用液晶テレビ、何でもOKです。

まず、ごく基本的な説明から。
DVDレコーダーには、2つのモードがあります。
VRモードとVideoモードです。
ごく大雑把な説明ですが、VRモードは「DVD Video Recording Format」で使い、HDD等に録画するときの記録方式は、本来このモードです。
それに対してVideoモードとは、市販されている映画ソフトなどに採用されている方式で、レンタルDVDなども、この記録方式です。

Videoモードは、商品として成立させやすいのですが、記録内容の編集は出来ませんし、デジタル放送に対応していないので、今回は使用しません。
アナログ放送時代、家庭用DVDレコーダーではHDDにVRモードで一旦録画、編集した後、DVDメディアに焼き付けるとき、Videoモードに変換しているのが一般的でした。
これは市販の映画ソフトも同じです。
撮影現場では、VRモードで一旦録画、編集した後、Videoモードにデータ変換して大量生産(プレス)します。
解り難いでしょうか?


では、ここから先はちょっぴりウソの説明です(ホントは真っ赤なウソです)。
VRモードとVideoモードの違いが解っている人は、読み飛ばしてください。
概念を理解しやすくするための方便ですが、デジタルに弱い中高年のために、あえて説明します(私も中高年ですから)。

歌謡曲などの、アナログレコードを作る行程を思いだしてください。
最初にレコーディングするのは、伴奏です。
マルチトラックのテープデッキへ、それぞれのパート毎に演奏したものを、録音します。
こうすることによって、パート毎に録り直しが出来る上、メンバー全員が揃わなくても、スケジュールに合わせて別々に演奏し、ミキシングすればフルオケにすることも出来るからです。

こうして出来上がったカラオケに、歌手が唄を吹き込みます。
出来上がった録音テープは、レコードカッティングの現場に引き渡されます。
ここまでに使用される機材は、全て録音用のものであり、メディアもテープなど録音用のものです。
もちろん、マルチトラックですから編集の自由度も大きいのです。

カッティングの現場では、録音メディアから再生された音声信号を、2チャンネル(ステレオ)にミックスダウンして、カッティング原盤に「音溝」を刻み込みます。
原盤は柔らかい材質なので、これにレコード針を落として再生することは出来ません。
この原盤に、金属などの堅い材質を溶かして流し込み、プレス原盤を作ります。
これで「音溝」は「音峰」になります。
ここにレコードの材質となるプラスチックを流し込み、ベリ!っと剥がせばレコード完成。
話しを簡単にするため、かなりいい加減な説明ですが、まあ、大体こんなもんです。

ここで、カッティングの現場に引き渡される録音テープの状態までがVRモード、カッティング原盤以降がVideoモードと想って下さい。

ウソ八百の説明ですが、概念的には納得して頂けるでしょうか?
そしてVideoモードは商品として成立しやすいからなのか、著作権に厳しいデジタル放送には対応していないのです。


それでは、実際の録画方法について説明します。

Haisenzu

最初に行うのは機器の接続です。
接続は、全ての電源を切って行ってください。
レコーダーの前面か裏面に外部入力があるはずです。
赤・白・黄の映像と音声の入力端子です。

Photo_4

Photo_5

Photo_6

ここに、地デジチューナーをビデオコードで接続します。
次に、レコーダーの出力端子とモニタ用テレビの入力端子をビデオコードで繋ぎます。
接続を再確認したら、テレビ・レコーダー・地デジチューナーの電源を入れます。
テレビに、レコーダーのメニュー画面等が出ているでしょうか?
出ていなければ、テレビのリモコンでライン入力(複数有る場合は今回レコーダーを接続した入力端子)を選択し、レコーダーからの画面が映るようにしてください。

それが済んだらレコーダーのリモコンで、外部入力(複数有る場合は今回チューナーを接続した入力端子)を選択し、地デジ放送が映るようにしてください。
この状態で録画ボタンを押し、5分ほど様子を見ます。
録画を停止し、HDDの中を確認すると、今録画したファイルが見つかるはずです。
機種によってはファイルに「コピー不可」の表示が付いているかも知れません。
ここまで出来れば、あとはDVDメディアに焼き付けるだけです。
次のことを確認してからメディアを購入してください。

Photo_7

参考(シャープ) DV-HR500の仕様

Photo_8

参考(東芝) AK-G100/200の仕様

まずお手持ちの、「レコーダー取扱説明書」を見ます。
索引で、「VRモード」・「CPRM」・「コピーワンス」・「コピーコントロール」等を引くと、地デジ録画・CPRM対応状況いずれかの記述が出てきます。
その中にCPRM対応ディスクを使用し、VRモードでダビングなどと書いて有れば、100%DVDメディアに記録できます(機械が壊れていない限り)。

Photo_9
但し、CPRM対応DVDメディアなら、何でもOKと云うわけにはいきません。
機種によって使えるメディアが違います。
取扱説明書索引から「VRモード」・「CPRM」等探すと、そこに対応メディアが記述されていることが多いです。
今回、東芝製は「CPRM対応のDVD-R/RW/RAM」、シャープ製は「CPRM対応のDVD-RW」のみとなっていました。
もし、取扱説明書が無いときは、メーカーのホームページ等で仕様を確認します。
確認できたら、CPRM対応のDVDメディアを購入します。
但し実験ですから、最初は少数購入とします。
10枚~20枚くらいが良いでしょう。
価格は800円~1500円くらいです。
信頼できるメーカーのものを選びましょう。

購入したCPRM対応のDVDメディアはそのままでは使えないことが多いので、レコーダーでVRフォーマットをします(方法は取扱説明書かメーカーホームページで調べます)。
それが済んだら先ほど実験で録画した(5分くらいの)ファイルをメニュー画面から「ダビング」します。
「DVDーVideo作製」ではなく「VRフォーマットファイルをダビング」するわけです。
こうして焼き付けたDVDは、昔ながらのDVDプレーヤーでは再生することが出来ません。
「VRモード」&「CPRM」対応の新しいタイプのプレーヤーでのみ再生可能です。
しかしご安心あれ、今回録画出来た古いDVDレコーダーは、全ての機種が「VRモード」&「CPRM」対応になっているはずです。
ちゃんと再生できたでしょ?

ここまで出来れば、予約録画も簡単です。
地デジチューナーの「オートパワーオフ機能」を無効に設定し、録画したいチャンネルに合わせて、電源を入れたままにしておきます。
チューナーの消費電力は、テレビや録画機の待機電力と殆ど変わらないので、電気代は気にする必要ありません。
DVDレコーダーの予約録画はアナログ時代と基本的には変わりませんが、Gコードは使えません。
チャンネルは外部入力(地デジチューナーが接続されている入力)を選択します。
テレビ以外のリモコンは誰かにいじられないように隠しておきます(私はこれで失敗しました)。
モニタが地デジテレビなら、その間観たい番組を自由に観られます。
これで裏番組録画もバッチリです。

なお、これは私個人の考えなのですが、地デジ番組を「焼き付ける」なら「CPRM対応のDVD-RW」が最も適しています。
今回の実験で判ったのですが「DVD-R」は録画機が古くて、へたっている場合、失敗する確率が非常に高い。
コピーワンスなので、失敗すると元映像も消えてしまいます。
一方「DVD-RAM」は高価な上、対応していないプレーヤーがあるので、他の機械で観られない恐れがあります。
「DVD-RW」なら、安価で失敗も少なく、対応機種も多い。
しかも「DVD-R」と違って、一枚ずつ試し録画で確認した後、「本番」に望めます。

おさらい:
「CPRM対応のDVD-RW」をVRモードでフォーマットし、HDDの中に保存した地デジ番組を「ダビング」する。
「ダビング」するとHDD内のファイルは消えてしまう(コピーワンス)。
機種により、また機械の状態が良ければ「CPRM対応のDVD-R」を使用しても同じ様に焼き付けることが出来る。
ただし、失敗するとHDD内のファイルは消えてしまう。
「DVD-RAM」は高価なだけで、メリットがないので使用しない。

なお、今回実験したのは2機種のみです。
全ての機種について、このとおりの結果になる保証はありません。
試される方はくれぐれも、自己責任で行ってください。
大量にメディアを買い込んだり、地デジチューナーを新たに買って無駄になったら、もったいない。

                                                   ・・・・おしまい

今回実験に使用した機器

Photo_7

DVDレコーダー シャープDV-HR500

Photo_8

DVDレコーダー 東芝AKG-200

Photo_10

地デジチューナー廉価機種 参考価格
 
 
 

ビデオコード×2本必要

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