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2011年9月

あなたのとりこ?

副題:今は亡き親父も、園まりさんの「とりこ」だったのだろうか?

Photo

you tubeを見ていたら、四十数年前のプロモーションビデオがUPされていた。
園まりさんの「♪あなたのとりこ」だ。

Photo_2懐かしかったが、これを見て変なことを思い出した。
うちの親父は、注釈するのが好きで、私がテレビを見ていると、やたら説明が多かった。
怪獣映画を見ていれば、特撮の方法、サスペンスを見ていれば、ネタバレ、ヒットパレードを見ていれば、ザ・ピーナッツが名古屋出身(当方名古屋人です)だの、通っていた学校が近くに有るだの、とにかく、うるさかった。

ところが、園まりさんがテレビに映っているときだけは、いつも何も言わずに、じっと見ていたんだ。
そのことに気が付いたのが、このプロモーションを見ているときだった。

Photo_3 親父に、誰が好きかと尋ねたら「三沢あけみ」と言っていたが、そんなレコード、家には一枚もなかったし、そもそも洋楽しか聴かない人だった。
でも、園まりさんのレコードはあった。
私が、まりさんのことを好きだって、家では内緒にしていたように、親父も内緒にしていたのだろうか?
12歳の息子と四十オヤジが二人して、園まりさんが歌う姿を、食い入るように見つめている様というのは、ほほえましいと云うより、ちょっと怖い絵づらかも知れないが、当の二人が、お互いの胸の内に気が付いていなかったとしたら、むしろお笑いだ。
今となっては確認のしようもないが、「三沢あけみ」と言ったのは、"女性のタイプ"のことで「歌手:園まり」がお気に入りだったのは、間違いないだろうと思っている。
でも、園まりさんを好きになったのは、俺の方が先だもんね。

Photo_4

こちらで歌っている「♪あなとのとりこ」も魅力的
園まりさんの着物姿が、とてもきれい

 

2011年9月26日(月)追記:
親父とお袋の寝室には、三沢あけみさんのポスターが貼ってあった。
だから、「三沢あけみが好きだ」と言ったのは真実だろう(少なくともビジュアル的には)。
親父の名誉のために言う。
面食いで浮気性だったが、きわめて正直者で、誠実だったし、心底お袋を愛していた。
だから、お袋も、ポスターにちょっぴりヤキモチを焼きながらも、許していた。
幼い私には、対等に、友達のように接してくれ、何でも話してくれた。
中学生の時なんかは「松坂慶子の美貌」について、意見を交わしたくらいだ。
本当は照れくさくって「園まりさんが好きだ」って言えなかったのは、私の方なんだ。
あのとき素直にうち明けて「歌手:園まり」の魅力について、語り合えば良かった。
親父も喜んだだろうし、子供だった私にも分かるように、貴重な話をしてくれただろう。
ただの床屋さんだったが、サービス業としては、プロ中のプロで、「お客様には幸せな気持ちになって、帰ってもらわなければならない」がモットーだった親父は、そういった話のネタには、驚くほど精通していたんだ。
わずか三年後に急死するなんて、あの時は想いもよらなかった。
今となってはどうにもならないが、私が親父のことを想うことで、その魂が浮かばれるのなら、毎日だって想っていたい・・・夢でもいいから もう一度逢いたい。

 

「園まりさんのケアノート」

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副題:幼い頃、天使で聖母に思えた、園まりさんのお人柄

幼い頃、園まりさんを好きになったのは、美貌でも、歌唱力でもなく、言うに言われぬ優しさを感じたからだった。※
当時私は、不登校直前といえるほど精神的に不安定で、「安らげる場所」を求めていたのです。
それが、園まりさんだった。
そして中高年になった今、「あのとき感じた優しさは、気のせいじゃなかったんだ。」
そう確信したのは「
園まりさんのケアノート」を見たときです。
実際に見たのは、読売新聞に掲載された2007年より、ずっと後だったし、その一部分だけ。
でも内容を読んで感じたのは、今のまりさんが、浮世離れした聖人なんかじゃなくて、人間味溢れる苦悩と、悲しみと、そして葛藤の上に、それを乗り越えた優しさを、持っていたってことなんだ。

私自信も、15歳の時父親を亡くし、高校卒業と同時に家計を支え(給与を全額家に入れていたので)、栄養失調で倒れるなどしたために、未だに後遺症に苦しんでいます。
そして今は、要介護老人で身体障害者となった母親を、妻と二人で支えているので(頻繁に弟が助けに来てくれるが)、これを読んで、泪が止まらなくなってしまいました。

↓最近ネット上に、その一部を見つけたので、リンクさせていただきました。

一括検索

直リンク

○意識ない父 一筋の涙   (2007年6月14日)

○沖縄で「母の日公演」     (2007年6月7日)

○父の覚悟 見えた一瞬    (2007年5月31日)

病床の父 天国への手紙 (2007年5月24日)
   
一つ上の姉

交流再開の父肺がんに   (2007年5月17日)

○7年ぶり「また歌おう」      (2007年5月10日)

今にして思うと、子供の眼というのは、案外本質を見ているものだなぁと、つくづく思う。
大人と違い、まりさんの美貌などに一切惑わされることなく、内面からにじみ出る何かを、本能的に感じ取っていたような気がするのです。
きっと、トークはもちろん、歌にも、演技にも、人柄が出るものだと思う。
昔、園まりさんが歌う「♪何も云わないで」を聴いて感じたのは、優しさと誠実感だった。
そして、当時、直感で感じたのと同じ優しさを、今また感じている。

Photo_2

※今は、園まりさんの美貌も、愛らしさも、演技や歌の表現力も全部大好きです。

深山ゆりさんのこと


女優の深山ゆりさんは、よく知られているとおり、歌手・園まりさんのお姉さんで、公式サイト「園まりGALLERY」や公式BBSにも、記事が掲載されておりました。
しかし、いつのまにか、たった一枚の写真を残して、情報は削除されたのです。
理由はよく分かりませんが、遺された御家族のプライバシーに配慮されたのではないかと想像されます。

それに合わせ、このページも一時閉鎖していましたが、最近(2016年1月)オフィシャルブログに、深山ゆりさんの記事が掲載されたところを見ると、どうも解禁になったようです。
そこで、個人情報を一部削除、リニューアルし、再度公開することといたしました。

 

副題:園まりさんのお姉さんって・・・

最近、「歌手:園まり」を、育んできたお姉さんとは、どんな方だったのだろうと、気になっています。
写真を見ると、優しそうで、とてもいい感じ。
園まりさんのことを検索していて、気が付いたのですが、お姉さんに関心を持っている人が、多いような気がしてならない。
その割に、ネット上にあまり情報がないので、不完全ですが、少しだけUPします。

Photo

園まりさんとお姉さん 仲がよさそう・・・

プロフィール
芸名:深山ゆり(
みやまゆり) [当初は 山路ゆり]
本名:薗部洋子
好きな物:ジンジャーエール・海老煎餅の「ゆかり」
園まりさんより一歳年上のお実姉さん
SKD(松竹歌劇団)の女優、後に渡辺プロ(※
渡辺企画)に所属、引退後、園まりさんを、家族として、またスタッフとして支える。
※渡辺プロダクションの関連会社、同時期に山東昭子・須藤典子などが所属

2011年1月17日、たくさんの方から惜しまれながらも、くも膜下出血で亡くなる(享年67)。

人柄、エピソード
細やかな心遣いをされる方だったらしく、周りのスタッフからは、とても親しまれていました。
プライベート(カラオケ?)では、姉妹で一緒に、ザ・ピーナッツ等を歌うこともあったとか。
園まりさんが、2008年に退院したとき、自宅の寝室は衣装がいっぱいで、寝る場所もなかったが、
そのときお姉さんは「私のベッドを使いなさい・・私は下で寝るから」と言われたそうです。
また昔、名古屋御園座の公演初日、衣装さんの不慣れなどで、早替わりが間に合わなくなったとき、お姉さんがとっさに、舞台中央に出て日舞を踊り、間を繋いでくれた事があるそうです。
肝っ玉がすわっているというか、いざというとき機転が効くお方だったようですが、それ以上に「園まりを護らねば」と云う気持ちが強かったのではないか、と想います。

Photo_2

うわ~ 園まりさんに、負けず劣らずの美少女だったんですね~

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昭和42年初詣

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合田道人さんのブログ

出演映画など

      映画「逢いたくて逢いたくて」

      テレビドラマ

Photo_4

 

                     【昭和スター倶楽部】プロマイドギャラリー 深山ユリ 

 

 

 

 

園まり/東京の山賊

副題:「花園くん」以外にもあった、園まりさんの看護婦姿

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園まり/「クレージー黄金作戦」から

「クレージー黄金作戦」で、園まりさんが演じた「花園百合子」役。
看護婦さんらしい、毅然とした雰囲気と優しさを、見事に表現していて、しかも、この愛らしさだ。
男性で、心惹かれない人は、いないと思う。
その後の映画では、絶対的な演技力や表現力が、さらに進化しているが、「花園くんが一番好き!!」と言う人も多いんじゃないでしょうか?

Photo_2

「梨本先生! ゴールドさんの容態が・・・」
手の動きで緊迫感を表現している演技、最高!

Photo

「梨本先生」の部屋に飾ってあった写真
これも手に入るものなら、ほしい・・・

ところで、「園まりさんの看護婦姿」にあこがれるみんなに、知ってほしいのが「東京の山賊」。

■「東京の山賊」(30分)
 1970年(昭和45年)4月18日 放送  モントルー・ゴールデンローズ国際テレビ祭 特別推奨作品

Photo_4

NHK公式サイト

きっと、演技にもさらに磨きがかかって、リアルに看護婦さんを演じているんだろうな。
それに、園まりさんの全盛期は、昭和39~43年と言われているようだが、一番美しかったのは、40~45年くらいだと思う(今でも美しいが)。
その中でも前半は愛らしく、後半は都会的に洗練されていたような気がする。
ここに載せた写真ではわかりにくいけれど「東京の山賊」では、最も洗練されて美しかった頃のまりさんが、観られるはずなんだ。
実はこの頃私は、園まりさんが眩しすぎて、ついていけない気持ちがあったので、意識的に避けていた。
だから、この放送があったことも知らなかった。
残念だ!!、観ればよかった。
どうすれば観られるだろうか?
またNHKが放送してくれるまで、じっと待つほか無いのだろうか?
誰かようつべに、うpしてくれないかな~
園まりさんが出演しているシーンだけ、5秒いや3秒でいいんです・・・お願いします。
期間限定でもけっこうです←しつこい!

 

園まり/目次

園まりさんの関連ページが、少し増えたので、目次を作ってみました。

Photo

子供の頃、大好きだった園まりさん。
なのに、大人になってから、ずっと忘れていた。
それが、ここ数年、活躍されている姿を見て、また好きになった。
何十年も忘れていたので、"ファン"なんて言える義理じゃないし、その資格もないが、応援したい気持ちでいっぱいになった。
だけど、何も知らないので、資料として価値がある物など、作りたくても作れないし、そもそも「情報発信をしてやろう」などといった、大それた考えもありません。
園まりさんのことを、もっと好きになりたくて、胸の内を綴った、ただそれだけのページです。

Mouitido_aitakute

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「キネマ写真館」で、三人娘・スチル写真が公開されました。

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Photo_2

スライドショーは 45/72 枚目からです。

2017年4月12日更新

 

Yumeha_yoruhiraku

夢は夜ひらく プロモーション映像 予告編

 

 

速報園まりさんの公式ブログ、始まりました

速報.園まりさん出演映画『道しるべ』

 

125お誕生日おめでとうございます

124.平成28年元旦

123.園まりさんに招待された、ある商社マンのお話

122.「♪つゆの玉ころり」

121.園まりさんの「前世」と「運命」???

120.まりちゃんのアポロン傑作選

119.まりちゃんの発掘本

118.まりちゃんのプロマイド

117.本日(9月25日)のレア画像

116.「カワイイおばあちゃん」がいいな

115.左の横顔

114.岡谷

113.歌の語り部

112.園まりさんが、映画出演!?

111.「5冊のアルバム」

110.園まりさんとあなたの相性は?

109.園まりさん大活躍

108.掲示板・園まり命

107.着物姿っていいな

106.『まりちゃんのBBSコーナー』が見られない!?

105.まりちゃんのDVD その2

104.「♪サチオ君」と「♪銀座のキューピット」

103.園まりさんの「レア動画」が見たい!
   2017年1月10日 リンクを追加

102.岩谷時子さんのこと

101.儚い青春

100.山路ゆり

99.やまとなでしこ

98.ゆり子さんって・・・だれ?!

97.ミスター・ベースマン

96.サントリーカクテル

95.まりちゃんが見た夢のお話

94.DVDマガジン・クレージー黄金作戦

93.狐狸庵閑話

92.ちょっと前のページ

91.どんな小さな 愛でも幸せ

90.天使の声紋

89.まりちゃんが成人式を迎えたころ

88.ビルボード・ヒット・オブ・ザ・ワールド

87.可愛い Ba~Ba

86.日野さんと、まりちゃん

85.まりちゃんの写真集

84.まりちゃんの、ボトルメール

83.まりちゃんの逸話

82.NEXT 一千万人の恋人たち

81.隣のお姉さん

80.かわいいけど大御所

79.「ゴールデン☆ベスト」

78.片想い

77.緊急速報「真実の園まり」

76.まりちゃんのDVD

75.きよしあの夜

74.「♪マッシュ・ポテト・タイム」

73.園まり スッピン18歳

72.まりちゃんの薫り?

71.ファッションリーダー

70.語るように唄い、歌うように語る

69.短気で勝ち気で古風な女?

68.スペシャル・コンサート2005

67.眩しくて 懐かしい

66.夏の日の想い出

65.聖母再び

64.どこにあるの? 愛の城

63.大人になって罹った麻疹(はしか)は、重い

62.「♪心の窓にともし火を」

61.幸せになってね わたし祈ってます

60.宮川泰先生のコメント

59.デジャブ

58.「♪花はどこへ行った」

57.「♪あれがお父さまよ」

56.男ってやつは

55.まりちゃんのヒストリー

54.伝説の園まり

53.成長する歌手

52.渇望する心

51.メロディと共によみがえる記憶

50.まりちゃんのプロポーション

49.テレビで、日野てる子さんを見ました

48.まりちゃんの、白騎士(ナイト)

47.園まりさんの、お誕生日

46.園まり24歳、衝撃のキスシーン

45.随想、「クレージーメキシコ大作戦」

44.「♪愛の園」

43.ニュースを見てガマン

42.見たまんまなんですけど(^_^;

41.「潮騒」

40.夢の中

39.園まりさんは二重人格?

38.乙女の心

37.テレビ愛知/人生おうえん歌

36.大人になりたい

35.フラワー 園/アートのコーヒー MARI

34.ウォーリーをさがせ

33.♪あんたなんか

32. 「第6回徹子の部屋コンサート」放送

31.深山ゆりさんの一周忌
  
リニューアル再度公開

30.若くて きれいで 可愛くて・・・

29.宮川先生のこと

28.園まりファンのこと

27.「この娘(こ)」じゃなくて「このお方」といいなさい

26.介護

25.まりちゃんの「壁紙」

24.「女優:園まり」の演技力

23.園まりニュース

22.「園まり節」

21.いじめ

20.「園まり」長者番付に

19.緊急告知!「園まり自伝」

18.「♪何も云わないで」

17.園まりさんのレア写真が見たい! 

16.流されて

15.園まりさんのカバーポップスが聴きたい

14.あなたのとりこ?

13.「園まりさんのケアノート」

12.深山ゆりさんのこと
  リニューアル再度公開

11.園まり/東京の山賊

10.「♪圭子の夢は夜ひらく」がヒットしたとき

9.あなたをなくしたら わたし きっと 生きて行けない

8.初恋の人?・・・・園まり

7.園まり/「♪つれてって」の謎

6.園まり、歌謡コンサート出演

5.今日は「モスラ」封切り50周年

    ただいま更新中です↑

4.最近の園まりさんを、見たい!
   2017年2月4日 リンクを追加

3.「園まりの歌声」に救われた日

2.井戸端会議に出てきた「園まり」の話

1.最近の「園まり」が、いい感じ

「♪圭子の夢は夜ひらく」がヒットしたとき

副題:園まりさんの曲が、取られちゃったような気がして・・・

このページに書いてあることは、100%私のグチです。
藤圭子ファンにとっては、不愉快なことが書いてあるかも知れません。
そう感じられた方は、どうか読まないで下さい。

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大阪万博の年、藤圭子さんが歌ったこの曲は、爆発的に売れて、しかも長くヒットしていたために「♪夢は夜ひらく」と言えば「藤圭子」と言う認識が日本中に定着した。
歌詞もすばらしかったが、声もドスが効いていて、こりゃ売れるわけだと思った。
でも元はと言えば、1966年に園まりさんが歌った曲。
こちらも国民的大ヒットで、日本に住んでいて知らない者はいなかったし、映画にもなるほどだった。

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「♪夢は夜ひらく」と言えば、唯一無二で、園まり。
この絶対的に定着したイメージは、未来永劫に続くものだと思っていたし、園まりさんの勲章だと思っていた。
それなのに、ああ・・それなのに、それを、藤圭子さんにもって行かれちゃうなんて。
おもしろくなかった、本当におもしろくなかった。
一番おもしろくなかったのは、雑誌などが、園まりさんの「♪夢は夜ひらく」を「昔の歌」扱いしたことだった。
「♪圭子の夢は夜ひらく」を園まりさんの「カバー」だと言わずに「昔同じ曲でヒットした園まり・・・」等と、馬鹿げた記事を見た時は悲しかった。
私の個人的な考えですが、歌謡曲と云うのは、その良さを感じることが出来るまでに、時間が掛かる。
どんな名曲でも、本当の良さが分かるのは、ある程度耳に馴染んでからだと思う。

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園まりさんが初めて歌ったとき、そのメロディーを知っている人は誰もいなかった。
「♪夢は夜ひらく」は名曲だが、旋律は、かなり特殊です。
ごく短いメロディーを、何度も繰り返し、歌謡曲と言うよりは、数え歌に近い。
これを普通に歌ったら、とてもつまらないものになり、耳に馴染む前に飽きてしまう。
万人に受け入れやすく、しかも情感たっぷりに歌い上げるためには、ムード歌謡仕立てと、「園まり節」は不可欠だったに違いない。
逆に言えば、当時「♪夢は夜ひらく」を本当に歌いこなせる歌手は、園まりさんだけだった(実際には複数の競作が有ったらしいので、そちらのファンから顰蹙を買いそうだが)。
曲の生い立ちも旋律も特殊だが、歌詞も特殊で、「夢は夜ひらく♪」と歌う部分以外は、一番から六番まで、七五調の歌詞がたった三行しかない。
これがどのくらい不思議な曲かというと、ステージ等で観客は、前奏・間奏そして最後に拍手をすることが多いが、そのタイミングさえ掴めないほどだった。
このような、それまでになかった特殊で新しい歌謡曲に、園まりさんは先駆者として挑み、他の競作者が誰一人として為し得なかったことを、見事にやり遂げたのです。
まりさんが、大ヒットさせたおかげで、全ての日本人の耳に馴染み、「♪圭子の夢は夜ひらく」がリリースされたとき、誰も不思議なメロディーだとは思わなかった。
そしてその分、「名作だが極端に暗い歌詞」と藤圭子さんのそれまでにはなかった「個性的な声」で、新しい特色を出すことが出来たのではないだろうか。
「♪圭子の夢は夜ひらく」・・・この歌謡史に残る超個性的な歌が、比較的すんなり受けいれられ、早い立ち上がりで大ヒットしたのは、園まりさんの大きな足跡があったからに他ならない。

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ところで、知っている人は、当たり前のように知っていると想うが、元々「♪夢は夜ひらく」は鑑別所の中で歌われたものだと言われている。
この話は、園まりさんがヒットさせた頃には聞いた覚えがないので、「♪圭子の夢は夜ひらく」の時に初めて、雑誌などのマスコミを通じて、流されたのだと思う。
当時「♪圭子の夢は・・・」が、ヒットしているのがおもしろくなくて、聴くもんか、と思いつつ、興味は津々で雑誌を読みあさった。
その時見た歌詞なのだが、手元に何の資料もなく、おぼろげな記憶だけでは、とんでもない間違いを書きそうなので、今回は割愛しようと思う。
ただ、自由があるのは、夜見る、夢の世界だけ。
鑑別所という、身動きのとれない世界で、八方ふさがりの状況を嘆き恨んでいるような印象だった。
元々が、このような恨み節だとすると、「♪圭子の夢は夜ひらく」の方が本来の形に近いだろう。
しかし、藤圭子さんがそれを1966年に歌ったら、ヒットしたかと考えると、そうとは思えない。
世の中に、それを受け入れるだけの土台が出来ていなかった。
その土台を作ったのが、園まりさんだった。
まりさんが、先鞭をつけたからこその「♪夢は夜ひらく」なのです。
私の頭の中で「♪夢は夜ひらく」と言えば、唯一無二で、「園まり」。
この絶対的に定着したイメージは、未来永劫に続く。
そして、私より上の世代では、多くの者が「♪夢は夜ひらく」と言えば「園まり」なんだ。

 

2011年9月19日追記
アチャー、また訂正です。
漫画家のやくみつるさん、私より3歳ほど、お若いはず。

×私より上の世代では、多くの者が「♪夢は夜ひらく」と言えば「園まり」なんだ。
○私より若い世代の、多くの者もきっと「♪夢は夜ひらく」と言えば「園まり」なんだ。
 

余談ですが、やくさんが手に持っている雑誌は、これですな。

410623

週刊大衆 昭和41年6月23日号

このページの音源については、morawinにリンクさせていただきました。

2013年8月23日追記

先ほどニュースで、藤圭子さんが亡くなったのを知り、驚いているところです。
彼女に何があったのかはわかりませんが、あまり人生を器用に生きた方ではなかったようです。
しかし、最後まで歌に情熱を燃やし続け、62年の歳月を、真剣に生きた人であったと信じています。
今はただ、ご冥福をお祈りするばかりです。

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