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初恋の人?・・・・園まり

副題:芸能人を好きになる気持ちって、恋愛感情によく似てる

この話は、以前書いた『最近の「園まり」が、いい感じ』や『「園まりの歌声」に救われた日』と重なる部分が多いのですが、書き足りないこともたくさんあったので・・・

Photo

昭和30年代~40年代、私の実家は床屋さんで、お店からは、朝から晩までいつもラジオが聞こえていました。
だから、バタくさいカバーポップスや、その後流行った歌謡曲(流行歌)を聞きながら、毎日生活しているような感じだった。
小学校三年の時、ラジオから時々聞こえてくる「♪何も云わないで」を聴いて、「なんてきれいな曲なんだろう、なんて優しい声なんだろう」って思っていた。
担任の、若い女性教師にいじめられていた私は、大人の女性というのが大嫌いで、声を聞くのも嫌だったのですが、園まりさんだけは別だった。
人の顔を、姿を観て、その声を聴いて「心が安らぐ」ということに、生まれて初めて気が付いたのです。
ブラウン管の向こうから、優しい眼差しを感じたときには、魂が吸い込まれそうだった。
いつのまにか、園まりさんと「♪何も云わないで」が大好きになり、テレビとラジオの番組欄を毎日眺めては、探し求めて聴いた。
学校では、廊下の窓から外を眺めながら、園まりさんのことを想い、夜眠るときも瞼にその姿を浮かべるようになりました。
私にとって、天使で、聖母で・・・もっとも神聖な存在に思えたのです。
そんな状態が3年くらい続いただろうか?
その間に、まりさんは次々とヒット曲を飛ばし、私は「僕の初恋の人は『園まり』さ、片想いだけど」って思い込んだ。

ところが6年の時、いつも一緒に遊んでいる、悪ガキ5人組の一人が「水原弘」に狂った。
そいつは、機嫌のいいときや、テンションが上がったとき、私の目をのぞき込むようにして、「おまえも一緒に歌え」と言わんばかりに、「愛の渚」を歌うのだった。
私もお調子者だったので、体でリズムを取りながら、よくデュエットしたっけ。
もう、ほとんど、ちびまる子ちゃんの世界だあ~
いつもそうして歌っていたら、とうとう洗脳されてしまい、私も「おミズ」が好きになった。
好きになってみると、「水原弘」って、とんでもなく、カッコいい。
歌もめちゃくちゃうまいが、その真っ直ぐで、サッパリとした気性、歌手仲間みんなに好かれる人柄。
※「僕もいつか、あんな男になりたい」って真剣にあこがれた。
「♪愛の渚」のブームが過ぎ去ろうとしていた頃、その曲を聴くと胸の奥がキュンとするのに気が付いた。
ちょっとだけ懐かしいような、苦しいような、不思議な気分。
でもこの感じ、初めてじゃなかった。
「♪何も云わないで」を聴いたときの感じだ。
誓って言うが、私は男性に恋する「性
 癖」はありません!
でも、「♪何も云わないで」と「♪愛の渚」を聴いたときに、心の奥底で感じる何かが、似ている。
このときから、「僕の初恋の人は園まり」という思い込みに、疑問を感じるようになった。

Photo_2

やがて小学校を卒業し、中学一年の3学期になった頃、私の心に突然嵐が吹き荒れた。
みんな経験あるでしょう、思春期を迎えたのです。
もしかすると、小学生の時から、薄々感じていたかもしれないが、この時、まりさんが、類い希な美貌の持ち主だってことに、ハッキリ気付いた。
それだけなら良かったのですが・・・
天使で、聖母で・・・もっとも神聖な存在だったはずの園まりさんが、「異性」に見える!
それまでも、男性だなんて思ったことはないのですが(あたりまえか)、小学生の時は、実質、自分が中性だったので、まりさんに「異性」を感じることはなかった。
この際はっきり告白してしまうが「わたしゃ、スケべ
で変 態です」。
学校で女子の胸や、おしりに、視線が行ってしまうことなど、平気だった。
だけど、テレビに映った、園まりさんの、うなじや、唇に目がいくのは、ホントに困った。
罪悪感でいっぱいになるのだが、どうしようもない。
我が家に唯一あった「♪逢いたくて逢いたくて」のジャケットを見つめると、眼差しや唇が妙に色っぽく見えるばかりで、「小学生の時好きだった、まりさん」に、逢えない。
胸の内が苦しくなるばかりだった。
この頃には、テレビで見かけることがめっきり少なくなっていたのに加え、自分からも、出来るだけ見ないようにしてた。
決して、望んだことではないけれど、徐々に、園まりさんへの想いは霞んでいった。

自分の経験から言うと、思春期前の子供に(特に男の子に)、恋心なんてあり得ない。
「私の初恋は10歳だった」なんて人もいるが、そんなの勘違いだと思う。
恋愛感情によく似た別のものが、絶対にあるはずだ。
それは、あこがれかも知れないし、崇拝かも知れない、何かがあるんだ。
同じような勘違いは、思春期以降や大人にもあるかも知れない。
相手が身近な存在だったら問題だが、それが芸能人だった場合、とてもハッピーだろう。
だって、実害ないし、なにより、本人が幸せな気分になれるんだものね。
(遠くにあって、密かに見つめている限りですよ)

ところで、私にとって嬉しいのは、最近の園まりさんを見て、昔の気持ちを思い出せたことなんだ。
その昔「♪逢いたくて逢いたくて」のジャケットを見つめ、二度と「小学生の時好きだった、まりさん」に、逢えない・・・
そう思ったけど、今ちゃんと逢ってます。
たとえ勘違いだっていいんだ! 幸せだから。

Photo_3

ビキニクリニックさんからお借りした写真です


  (園まりギャラリーから、伊東ゆかりさんと)
 ↑優しさいっぱい・・・お気に入りの写真

※当時、「おミズ」の破滅的な私生活を知らなかったので、雰囲気だけでそう思ったのです。

追記
「♪逢いたくて逢いたくて」のレコードは、ほとんど洋楽しか聴かない親父が、知らないうちに買ってきたものだった。
洋楽ばかりのレコード・スタンドの中に、居心地悪そうに収まっているのを見つけた時は、嬉しくて嬉しくて、こっそり持ち出しては眺めていた。
父親が、歌謡曲も聴くのだと知ったとき、「♪何も云わないで」も買ってほしいと思ったが、園まりさんを好きだって、家では内緒にしていたので、何も言えなかった。
そういえば、小学5年生か6年生の時『水原弘に狂った悪友』に「おまえ誰のファンだ?」っていきなり聞かれたことがあって、「園まり」って言えずに、なぜか「伊東ゆかり」って答えちゃった。
スパーク・ショーなんて見たことないし(たぶん)、三人娘も意識したこと無かったのに。
何故なんだろ?
「♪小指の想い出」が大ヒットしていた頃で、ゆかりさんの存在感が大きかったからだろうか?
それとも、「園まり」って言うのに、何か抵抗があったんだろうか?
人間の心理って難しい、自分の心なのに。

なお、このページの「音源」については、ongen.netにリンクさせていただきました。

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